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ねこのえそらごと

適当に何か書いてく趣旨のよく分からないブログ。
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03/02/05:06  Carnival:prologue

―神々の黄昏から千余年。
神々は自らの姿を模した生き物、人間を造り、繁栄へと導いた。
だが、神々の想定以上に人間は知恵を持ち、力を付けていった。
そしてそれに呼応するかのように、異形なる者達の力も増していった。
ある者はより巨大に、ある者はより醜悪に、ある者はより邪悪に。
世界の均衡は、少しずつ綻びを見せていった――

首都プロンテラ―
一人の若い修道女が露店街を歩いていた。
買い物、と言う風には見えない。何かを探しているようだった。
ふと、彼女が歩みを止めた。
『本当にこの辺りで見たの?』
彼女の左耳にはエンペリウムのイヤリングが煌いていた。
それを介し、誰かと会話しているようである。
『…うん、わかった。もう少し探してみる。うん…うん…』
話が終わったのだろう。
彼女は再び歩き始め、落ち着かない様子で辺りを見回しながら
溜息混じりにその足を進めていく。少しずつ、少しずつ。
少しの見逃しも無いように、慎重に。
と、一度通り過ぎようとした時、彼女は気付いた。
どうやら目的の物がそこに在ったのだろう。
体をそちらへ向き戻し、彼女は口を開いた。
「やぁっと見つけたわよ、慧冶!」
慧冶、とは人の名であろう。
声が向かった先で一つの背中がびくんと飛び跳ねた。
「え…げ、マスター!?」
「何が『げ』なのかしら?詳しく話を聞きたい所だけれども。」
彼女の方が立場が上なのだろう。
彼女をマスターと呼ぶシーフの少年―慧冶は身を竦め申し訳なさそうに
「その、黙って留守にしたのは悪かったけどさ…こっちも色々考えて」
「言い訳は帰ってから聞きます。とりあえず皆の所に戻るわよ。いいわね?」
今は言い訳の余地は無いようである。
「…はい。」と短く返事をし、慧冶は肩を落とした。
「まったく、貴方にとってこれからが大事な時期なのに、そんなちゃらんぽらんでどうするのよ?」
「すいません…。」
「ギルド全体の士気にも関わってくるんだから。わかってる?」
「面目ありません…。」
…………
帰りの道中、彼女の小言は延々続いた。

―It continues.
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